専門演習の選考

私が担当する専門演習の選考についての説明です。

 ゼミの選考は2回生の9月から始まります。
 選考に当たっては、課題、志望理由書、面接、成績を考慮します。
 このうち、重視するのは、課題と志望理由書です。
 刑事学ゼミで学ぶ動機付けがあって手間を惜しまない人を求めています。

  面接を実施する場合、1対1でオンラインで実施します。

<2023年10月13日追記>

 履修要項記載の通り、刑事学総論を履修済みの応募者を優先します。
 また、選択届を当初から(変更期間前に)提出していた応募者を優先します。
 従って、以下の順に応募者を選考します。
 (1)選択届を当初から(変更期間前に)提出していて、刑事学総論を履修済みの応募者
 (2)選択届を当初から(変更期間前に)提出していて、刑事学総論を履修していない応募者
 (3)選択届を変更期間中に提出し、刑事学総論を履修済みの応募者
 (4)選択届を変更期間中に提出し、刑事学総論を履修していない応募者

【2回生時の履修登録にあたって ~専門演習の募集を見据えて履修登録をしましょう~】
 専門演習(ゼミ)の募集は、2回生の秋学期が始まってすぐに行われます。秋学期が始まってから情報収集に取り掛かると、どうしても少ない情報の中でゼミの選択をせざるを得なくなってしまいます。
 そこで、2回生の履修を組み立てる春の段階で、どの科目の誰のゼミに応募したいかも考慮して履修登録をするとよいでしょう。
 とは言え、2回生になる段階では、法学部にどのような科目があるのか、個々の科目の特徴がどのようなものであるのか、分かりにくいかもしれません。科目の特徴については、刊行から少し時間が経ってしまいましたが、君塚正臣編著『法学部生のための選択科目ガイドブック』(ミネルヴァ書房、2011)が参考になりますので、ぜひ調べてみてください(私も執筆しています)。
 また、ゼミの選択は、「科目との相性」×「教員との相性」で決める人が多いと思います。授業を聴いてみて、科目や教員との相性が悪くないか確認しておくことは大切だと思います。
 もっとも、ゼミのときの教員の雰囲気は大講義と違うこともあります(さらに付言すると、単位認定の厳しさと教員の人柄は、通常、関連がないことが多いようです)。授業の質問タイムで質問してみたり、大講義の授業の後で質問に行って直接話したりすると、その教員の人柄が少しだけ分かるかもしれません。ゼミ選びのときの参考にしてみてください。

【志望理由書の書き方】

 志望理由書を書く際には、取り組んでみたいテーマや理由等をできる限り『具体的に書く』のがコツです。

 きれいな言葉をどれだけ書いても、抽象的な言葉では借り物のように見え、説得力が弱いものです。

 例えば、「とにかく全力で頑張ります」、「一生懸命取り組みます」等と書くよりも、「○○○というテーマに取り組みたいと考えています。なぜなら~」と書く方が、何をやるためにそのゼミを志望したのかが明確ですから、そのテーマがゼミの内容に合致していれば、より高く評価されることになります。

 教員としては、志望理由書を書く中で、なぜ、どのようなテーマに取り組みたいのかをしっかりと考察してもらうことに意味があると考えています。

 以上の点は、おそらく他のゼミの志望理由書にも共通すると思いますので、他のゼミを志望される方も参考にしてみてください。

<ゼミの教員として書いてほしいこと>

 永田ゼミでは、専門演習1b(3回生秋学期)で取り上げる法律や条例はゼミ生が選択します。志望理由書では、どのような法律又は条例を紹介したいか、理由とともに必ず書いてください(←例年、意外に書いてもらえないので、ゴシック体で目立つようにしました)

 もちろん、まだ決めきれないことも多いでしょうから、それぞれ複数の候補を挙げてもらってもかまいません。また、3回生の春学期の終盤で報告する法律や条例を決めますが、そのときに志望理由書で書いたものとは異なる法律や条例を選択してもらってもかまいません。

 また、4回生のときに報告してもらうテーマもゼミ生が選択します。こちらもどのようなテーマを調べて考察を深めたいか、理由とともに必ず書いてください(←こちらも、例年、意外に書いてもらえないので、ゴシック体で目立つようにしました)。複数の候補を挙げてもかまわないことや、今後変更してもかまわないことは上記と同じです。

 応募の段階でゼミで取り組みたいことを具体的に考えてもらうことに意味があると考えていますので、「どんなテーマに取り組もうか?」という視点で考えて書いてみてください。